一般財団法人を設立する際の注意事項!

一般の方が例えば公益事業や非営利活動を行う際に、法人化しようと思った時、まずは三つの選択肢があります。
NPO法人
一般社団法人
一般財団法人
この三つの法人形態から選択する事が可能です。

この三つの法人はしばしば混同される事が多いですが、設立にあたっての費用や行政の許認可など、当然ですが異なる性質の三法人になります。
三つの法人を簡単にですが比べてみますとその違いはよりはっきりします。
まず設立に必要な時間ですが、一般社団法人一般財団法人の場合は書類作成に1.2週間、登記に約1週間、トータルで2.3週間あれば完了します。
しかしNPO法人はそうはいきません。所轄庁の審査がありますので、審査に約4か月かかります。書類も一般社団法人一般財団法人に比べて難しいため時間を要します。
おおよそ半年前後の時間はかかると思っておいた方がいいでしょう。

設立に必要な構成員についても、一般社団法人は2名以上、財団法人は1名から、NPO法人は10名以上が必要になります。
役員の数も、一般社団法人は理事一名から設立可能ですが、NPO法人の場合は理事三名以上監事一名以上から、一般財団法人の場合は理事三名以上監事一名以上評議員三名以上が最低でも必要になってきます。
次に設立に必要な資金についてですが、NPO法人と一般社団法人の場合は0円でも設立可能です。
しかし一般財団法人の場合は最低でも300万円の財産を用意しなければなりません。

そして何よりNPO法人の場合特定事業を行っている場合は非課税ですが、残りの二法人は課税対象となります。

大きな相違点は以上ですが、一般的に設立の難易度的に一番高いのがNPO法人、次点に一般財団法人、とされています。