ネットの誹謗中傷にどう対応するのか

インターネットは顔の見えない匿名性の高い世界です。
普段なら絶対に口にしないような汚く攻撃的な言葉も、匿名性の高いネットの世界なら平気で吐いてしまえる人が多いのが特徴です。
そのため、ネット上には日常茶飯事的に汚く心のない言葉があふれかえっています。
これらのいわゆるネット上の誹謗中傷はあまりにも頻繁に起こっているため、ネットユーザーの多くは見慣れてしまっているかもしれません。
いちいち真剣に取り合っていては心が持ちません。
しかし、例えネット上でも言葉が人を傷つける事は実際にあり得ます。
また人だけではなく企業やお店などへの誹謗中傷は時には大きな営業妨害へ繋がる事もあります。
無視して済めばいいですが、誹謗中傷により実害を被っている場合、放置も出来ません。
そんな時、どうしたらいいのでしょうか。
誰もがネットを利用します。
このトラブルは誰もが被害者あるいは加害者に成りえる可能性の高いものなのです。
最低限の対処法は知っておいた方がいいでしょう。

まずは該当する書き込みの削除依頼を出す事が第一です。
情報はあっという間に拡散します。
一日でも早くその情報を削除することで被害を最小限に抑えることが出来ます。
削除要請先はサイトの管理者やプロバイダーになります。
直接掲示板に削除依頼の投稿を行う等は更なる炎上を招く可能性が高いので絶対にやめましょう。
削除を確認した上で、発信源を特定して何かしらの告訴や被害届を出すのかを考えましょう。
しかし仮に犯人を特定できたとしても裁判を起こして損害賠償を請求するには時間も労力もかかりあまり現実的に用いられている手段ではありません。
しかし、今の日本の法律上、本気で戦えば必ず勝てます。
告発に関する手間や費用を厭わないのであれば、正々堂々と犯罪と戦いましょう。