いつか自分のお店を持ちたい、カフェやレストランなどの飲食業界は特に独立開業を考える人が多い業種といえます。
しかし、飲食店はただ料理の腕がいいから、それだけでは繁盛させることが難しいです。
料理の味やお店のコンセプトなどよりも、もっと重要なことがあるのです。
それは飲食店独自の、特有の、経営について学ぶこと、です。
飲食店は、他業種に比べて少額取引の連続。
いかにしてロスを少なくし、利益を残すのか、これがポイントになります。
毎日現金の収入がある点も、儲かっているという錯覚に陥りやすく、経理会計がザルに成り易い危険性もあります。
支払いの前日になって、資金繰り不足に気付く経営者もいるほどです。
少額取り引きの連続だからこそ、きちんと毎日記帳代行を行い売上管理を行う必要があるのです。緻密な計算や労力を惜しんではいけません。
また労働力の多くを正規社員ではなくアルバイトが支えている現状もあります。
アルバイトでもいかに優秀な人材を獲得し、教育するのか、この辺りも大切な経営ポイントになってくるでしょう。

飲食店は誰でも特別な資格なく始めることが出来る為、経営初心者による開業が多い業種になります。
しかし統計上、飲食店の経営初心者による三年以内の廃業率はなんと七割八割にも上るという残酷な現実があります。
開業するのは容易くても、お店を維持させるのは非常に難しい業界なのです。
開業時は相当な覚悟を持って臨まなければなりません。
料理の味＝繁盛するお店、ではないことを知っておきましょう。

しかしこんな飽食の時代でも、確実に利益を上げているお店というのは存在します。
経営の工夫次第で、繁盛するお店を作ることは不可能ではないのです。

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