よくあるネット上のトラブル、誹謗中傷

近年、スマートフォンの普及により更に身近になったインターネットですが、普及と比例するかのようにネットでしか起こりえない特有のトラブルが増加しています。
今では小学生でもスマートフォンを駆使しネットで情報を得る時代です。
特に多いトラブルはやはり掲示板などの書き込み被害です。
書き込み被害と一口にいっても、書き込みの中には事実無根の誹謗中傷や個人を特定するかのようなきわどい情報など、様々です。
所詮ネットの世界だからとそのような誹謗中傷などムシ出来ればいいでしょうが、実生活に被害が及ぶ可能性も十分あり得ます。
放置できる類の書き込みなら気にしない事が一番ですが、実害があるようなら何らかの対処が必要になってきます。
一番始めにすることはまずは証拠の保全です。
つまり書き込みがあったURLの保存、そのパソコン画面をプリントアウトするなどが有効でしょう。
そしてサイト管理者へ削除要請を出す事、これが真っ先に行う事になります。

起こってしまった事に対しては仕方ありませんが、ネットを利用する際はその特性を十分理解しリテラシーを向上させる事が何よりの予防策になります。
また被害者だけではなく、加害者となりえる事もあるのだという事を理解しましょう。何気なく書き込んだ言葉でも、それが相手の心をひどく傷つける、または個人情報の特定に繋がることもあるのです。
そして例えネット上でも誹謗中傷は犯罪である事を自覚しましょう。
発信源を特定され損害賠償請求される可能性もゼロではありません。
実際に刑事事件として告訴されたケースもあるのです。
身近なネット世界、でも実は本当は恐ろしい世界なのです。