パワハラ防止、効果的な研修とは

パワハラとはパワーハラスメントの略であり、平成14年ごろに頻繁に用いられるようになった和製英語になります。
海外ではモラルハラスメントやモビング、ブリング、などの名称で呼ばれたりもしています。
パワハラとは職場の力量関係を元にした嫌がらせ、いじめのことをいいます。
職務上の地位や優位性を背景に行われる事が多く、その多くは上司から部下へと行わます。そのためパワハラ行為が表面化しにくい等の特有の問題があります。
会社のトップから、組織としてパワハラは絶対にあってはならない事だという指針を明確にする事が重要になってきます。
終業規則への明記はもちろんのこと、社員への啓発を促すため定期的に研修や講習会を開催したり、社内のイントラネットを活用したりする方法も有効です。
最近ではパワハラの研修といっても様々なバリエーションが増えてきており、外部講師を招いたり、専門家を読んだりするスタイルも主流になりつつあります。
少し前と違い、パワハラセクハラなどのハラスメントについての基礎的な知識は多くの者が知る所となっています。
パワハラとはセクハラとはどんなものか、という基礎的な研修からステップアップして応用編の研修をセッティングしてもいい時代になってきているといえるのではないでしょうか。

また研修を単なる研修で終わらせてはいけません。
社員一人一人が関心を持ち、またわが身に置き換えて考えられるような、内容の濃いものを設ける必要があるといえるでしょう。
研修と言っても業務時間を削って設ける事が大半です。
月並みの、ただこなすだけの研修ではなく、もっと実務に沿った実用性の高いものを用意しましょう。