NPO法人運営に欠かせない助成金

NPO法人を安定して存続させるためには、一般の法人同様資金繰りをどのように行っていくか、が重要になってきます。NPO法人の場合ですと設立時にまとまった資金、例えば株式会社でいうような資本金がありません。
資金0円でも設立が可能な法人です。
しかし多くの設立者の方は数か月先までの運営資金を手元に作ってから、設立されます。
ではその後の資金繰りは?
どうするのでしょうか。
社員からの寄付金は一定額入る収入ではありますが、額に限度があります。
また寄付金などもいつ貰えるかわからないので、あまりアテにできません。
収益事業を行っている団体ならその収益を活動資金に充当させることが出来ますが、儲かっているNPO法人というのは全体のごくごく少数、です。
大概は利益度外視の活動を行っている団体が大半なのです。
そのため資金難に陥っているNPO法人はたくさんあり、これは今後も増加するのではないでしょうか。
このあたりは一般の法人と何ら変わりありません。
助成金や補助金制度を活用する方法もありますが、今助成金補助金の受給はとても難しいと言われています。
宝くじに当たるような確率、そう表現していた専門家もいたほどです。

しかし活動内容がその助成金補助金の趣旨に該当するようであり、かつ真面目に活動を行っている団体なら受給の確率は上がります。
また助成金補助金は随時募集しているものと、スポット的に募集するもの、たくさんあります。
要は去年も募集があったから今年もあるはずだ、と早合点しないことです。
去年募集があっても今年募集があるとは限りません。

助成金補助金を100パーセント受給出来るものとして資金源に組み込みのは危険ですが、受給出来れば資金繰り問題は一気に解決します。
積極的に申請してみる価値はあるのではないでしょうか。