医療法人の設立を検討されている方の多くは、実際にいざ着手してみて、その法人化の手続きの複雑さや提出書類の膨大さにまずは驚くのではないでしょうか。
医療法人の設立は、例えば株式会社や一般社団法人などとは比べ物にならない位複雑で面倒な手続きになります。
まったく誰にも頼らずに一人で設立するのは、非常に難しく、またそういった方は稀かと思います。ほぼ不可能といってもいいでしょう。
多くの方は専門家やコンサルタントのサポートの元医療法人を設立しています。
ご自身で書物を読み漁ったりセミナーに参加されたり、お時間がある方ならいいでしょうが、設立を目指す方の多くは自らもお医者さんで、昼間に働かれている方が断然多いです。
多忙を極める中、手探りの状態から設立方法について学ぶのは少々時間が勿体ないかと思います。
医業に専念して、設立に纏わる諸手続きは信頼出来る専門家に任せてしまった方が断然効率的ではないでしょうか。
また医療法人の設立には各都道府県の許可が必要になるため、申請から設立までの期間も四ケ月~半年かかります。
そのため年に数回しか申請のチャンスはありませんから、申請前に入念な準備が必要になってきます。
申請前に手間取っていると期間を経過してしまい、期日に間に合わなくなってしまいます。
そうなると結果法人の設立は一年以上ずれ込む可能性も出てきてしまうのです。
実際の申請時期や書類については各自治体ごとに若干相違がありますが大半は春先~に申請が開始されます。
本申請前に役所側との打ち合わせや院長の面談などが実施され、春先の申請に対して許可が下りるのが夏頃のイメージになります。