ＮＰＯ法人とは特定非営利活動促進法に基づき活動を行う法人です。
しかしここでいう非営利活動とは、無償の活動、ボランティア活動を行うという意味ではありません。ボランティア活動を主体にしている団体もありますが、ＮＰＯ法人であっても、利益を出して財産を所有することは可能です。
しかし株式会社のような一般企業のようにその利益を株主や社員に配分を禁止されているのが特徴です。
このことを非営利活動というのです。
事業によって得た収益は１００パーセント次年度の事業費に充当しなければならないなどの制約があるのです。

しかしＮＰＯ法人の場合はその事業活動・内容は公益性の高い分野に限定されるため、税金面でのメリットがあります。
ＮＰＯ法人といえど法人ですから当然税金がかかります。
しかし一部非課税や減免になっている部分もあるので、まるっきり一般企業同様に課税されるかといえばそれは違います。

ＮＰＯ法人を設立するためには政府の認証を受けなければならず、時間も労力もかかります。株式会社のように登記さえ終えれば簡単に設立出来るものではないのです。

しかし政府からの事業委託や補助金を受けることも可能になりますし、社会的にも各段に信用が上がります。
この点がある意味法人格取得の最大のメリットといってもいいかもしれませんね。

法人格を取得することにより団体の参加者の変更に左右されずに組織として基盤をしっかりと持つことができますので、継承もスムーズにいきますし、安泰化を図れます。
金融機関からの融資だって可能になります。

もちろんメリットばかりではありませんが、社会貢献を目的とした公益性の高い事業での開業なら、ＮＰＯ法人設立が最適といえるでしょう。