家系図作成とその依頼先

世の中にはたくさんの専門家がいますが、中には家系図作成の専門家もいます。
家系図とは、具体的には古い戸籍を取得し、その戸籍を読み取り書面におこしていく地道な作業になります。
基本は戸籍を取得して、その読み取りがメインになりますので誰にでも作業は可能になります。
つまり専門家へ依頼せずとも、ご自身で家系図を作成することは不可能ではありません。
しかし戸籍の収集は役所が担当窓口になりますし、当然平日の昼間しかやっていません。
また自分自身の名前がのっていない戸籍謄本や除籍、改正原戸籍等の取得は意外と面倒です。
役所側に自分とのつながりを証明しなければなりません。
場合によっては頻繁に問い合わせがくることも考えられますし、古い戸籍は今のようなすっきりと整備された電子版ではありません。
くずし字や俗事、誤字、変体仮名文字で記載されている場合もあるため、非常に判読が難しい戸籍も中にはあります。
それに加えて、旧戸籍は家制度だったこともあり、一つの戸籍に数多くの人間が記載されています。
字の判読に加えて関係性の読み取りも困難を伴う場合が多くあるのです。

そういった面倒なことは勘弁してほしい、そう思う方はぜひ専門家への依頼を検討してみてはいかがでしょうか?
家系図作成の専門家は主に行政書士や各地の興信所になります。
しかし興信所の場合は行政書士事務所に比べて料金が高額設定にあるようですので、まずはお近くの行政書士事務所を当たってみた方がいいかもしれません。
また江戸末期以降まで遡りたい、戸籍調査以上の調査を希望する場合は時間と料金がちょっと高めになってしまうかもしれません。