行政書士として開業するためには

行政書士は立派な国家資格であり、まずは年に一度の試験に合格しなければなりません。
つい先日の11月に試験がちょうど行われました。
合格者は来年です。
毎年合格率は10パーセント未満の狭き門であるといえるでしょう。

しかし試験合格後はどうしたらいいのか?次にするべきことはどこ教科書にも書いてありません。
独立開業が叶う夢の資格、行政書士はそう紹介される事が多い資格ですが、どんな事にも共通して言えることですが、ただ黙っていれば仕事が舞い込んでくるなんてことはありません。
身近な街の法律家、その法律家としての能力は試験により証明されましたが、経営者としての能力はそれとはまた別なのです。

いくら資格を持っていても努力なしに独立開業の夢は叶いません。
そして行政書士は試験に合格しただけでは行政書士として活動することはできません。
まずはきちんと行政書士と名乗れるようにならなければなりません。そのためには日本行政書士連合会が備えている行政書士名簿に登録しなければなりません。
新規登録の手続きの取りまとめは各都道府県の行政書士会で行われていますので、まずは登録をしましょう。
登録には会費が年間10万円前後かかります。(各県によって若干異なるようです)

次に事務所を決めましょう。
自宅開業される方も多いですし、駆け出しの頃は会社勤めしながら兼業の方も多いようです。
いきなり会社を辞めて事務所を開業するのはリスクが高いです。
大きな仕事が入るメドがあるのならいいでしょうが、リスクをよく考えて慎重に進めた方がいいでしょう。

開業に資金がかからないのも行政書士の魅力のひとつですね。