産業廃棄物収集運搬業許可取得前に気を付ける事!

他人が発生させた産業物を運搬したり収集する、あるいは中間処理をして報酬を得る、生業とするためには、産業廃棄物処理の許可が必要になります。

特に発生した産業廃棄物を中間処理場や最終処分地へ運搬するためには、産業廃棄物収集運搬業許可というものが必要になります。
申請先は各都道府県宛てになります。

失敗しない産業廃棄物収集運搬業許可申請のためには、事前に最低限以下のことを気を付けましょう。

まずはどの品目で申請を出すかが重要です。
現在取扱い予定の品目は当然ですが、将来的にも取り扱う可能性のあるものは、最初の申請時点で追加しておいた方がいいです。
許可は取得しようと思っても一日二日で取れるものではないので、後々のビジネスチャンスを逃さないためにも、品目についてはよく考えて申請しましょう。

また運搬には車両が必要になってきますが、使用する車両についても注意が必要になります。
首都圏や阪神圏ではディーゼル車の規制があります。
それらの地域での産業廃棄物収集運搬業許可を申請する場合はディーゼル規制に対応した車両が必要になります。

以上最低限これらの確認・準備を行った上で申請を出しましょう。

申請した後には必ず審査があります。
申請先によっては必ず対面での審査や面接を設けているところもあります。

申請から許可取得までの必要書類や審査内容については各都道府県ごとにバラつきがあるため、そのため産業廃棄物収集運搬業許可は複雑で面倒とされています。
しかし運搬というくらいですから、地域が二県三県にまたがることは珍しいことではありません。
失敗しないで迅速に許可を取得するためには、事前打ち合わせや行政書士などの専門家のサポートが必要になる事も多いです。