後継者育成の壁、現状

会社経営者にとってご自身の会社を誰に引き継がせるか、つまり事業継承は一大イベントといっても過言ではないでしょう。
後継者が既にいる場合はそんなに難しいことではありません。
しかし問題は後継者がいない場合。
候補すらいない場合は、そもそも事業を継承させるのか、だれか後継者を探して育成するのか、M&Aを選択するのか、決断しなければならない日が必ずやってきます。
このM&AとはMergers(合併)and Acquisitions(買収)”のそれぞれの頭文字を取ったものになります。
昨今事業継承の選択肢として急増していきています。
その背景にはやはり後継者不足が影響しているようです。

後継者候補としてはやはり親族が一番かと思います。
周囲の協力や理解も得やすいです。
しかし肝心の親族が事業を継ぎたがらないケースも最近では多々あるようですね。
従業員から適正な者を選ぶ、外部から優秀な人材を引き抜いてくる、そういった方法もありますが、いずれにしても周囲の理解を得る為には十分な育成期間が必要といえるでしょう。

事業を継承させたいと希望する経営者は約9割以上いるにもかかわらず、約6割強が後継者不足により廃業を余儀なくされている現状があるのです。
経営者の高齢化が進む今、後継者選び、育成は中小企業において非常に重要な課題となりつつあるのです。
後継者不足や育成期間不足を補うために、一時的に経営者を派遣するような会社も最近は出てきているようです。
経営者の派遣なんて少し前では考えられないことですが、野球でいうリリーフ的な存在になります。

その間に後継者を探して育成する、それが狙いのようです。

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